top of page

禁煙外来

smoking cessation treatment

禁煙外来とは

禁煙外来とは、喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのでなく、ニコチン依存症という病気のため、必要な治療を行うという考え方です。

タバコは脳卒中のリスクを高め、その他にもさまざまな病気の原因となっているのをご存知ですか?
禁煙外来は、タバコをやめたいけど、やめられない…そんな方をサポートする専門の外来です。

喫煙者の8割が、『禁煙したいけどやめられない』という思いを抱えています。

この理由として、条件反射ニコチン中毒があげられます。

条件反射とは、タバコを吸う動作が習慣化してしまっている状態。

ニコチン中毒は、もっと強い要因で、ニコチンが脳に入り、興奮や鎮静、リラックスなど多方面の神経活動を作り出します。

たばこ_edited.jpg

受動喫煙の害

喫煙は周囲の人たちにも影響を及ぼします。
たばこの煙には主流煙(喫煙者が直接吸いこむ煙)と副流煙(たばこから立ち上る紫煙)があり、有害物質の含有量は副流煙の方がはるかに多いため
自分のための禁煙だけでなく、大切な家族など周りの人達のためにも、禁煙外来を受けていただけるよう、禁煙支援を進めております。

勘違いにご用心!!

空気清浄機で受動喫煙は防止できません。

●理由1
煙が吸いこまれるのは業務用のものでも吸い込み口から約40cm、家庭用でも20cm以内だけです。

●理由2
有害物質の除去はできません。

受動喫煙を防止するには全面禁煙しかありません。

禁煙治療を受けるには

次の条件を満たす方が保険診療の適用となります

  • ニコチン依存症を診断するテスト(表・1)で5点以上

  • 『1日の平均喫煙本数』と『これまでの喫煙年数』をかけた数値が200以上

​ 例)1日30本10年間吸っていた場合 30×10=300 条件満たす

  • 1か月以内に禁煙を始めたいと思っている

  • 禁煙治療を受けることに文章で同意している

これらの要件をみたさない場合は、自費診療で禁煙治療を受けることができます。

TDSニコチン依存症テスト.jpg

(表・1)

新しい治療法

ニコチンを含まない飲み薬はイライラなどのニコチン切れ症状を軽くし、タバコを美味しいと感じにくくします。

1日1回から投薬を開始し、飲み始めの1週間で徐々に服用量を増やしていきます。
飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目には禁煙を開始します。

自然にタバコを吸わなくなった場合は8日目を待たずに早めに禁煙治療に入ります。

禁煙治療のながれ

初回予約 

問診票の記入 

初回診察

・ニコチン依存症テスト

・・・TDS(Tobacco Dependence Screener)

・身体症状の確認

・禁煙カウンセリングとニコチン摂取量の測定

・禁煙開始日の決定とニコチンパッチまたは飲み薬の処方を受けます

(薬剤師より説明があります)

禁煙治療プログラム開始(保険適用)

⑤≪2週間後≫

 ・ニコチン摂取量測定、カウンセリング、処方

⑥≪4週間後≫

 ・ニコチン摂取量測定、カウンセリング、処方

⑦≪8週間後≫

 ・ニコチン摂取量測定、カウンセリング

⑧≪12週間後≫

 ・ニコチン摂取量測定、カウンセリング

プログラム完了です

​もしも禁煙治療が失敗したら?

禁煙が失敗した場合に再診すると保険適用される?

禁煙外来では、保険適用の条件として前回の初診日から1年以上経過していることが決められています。  1度禁煙に失敗した場合、初診日から1年以上経過したら、再び保険適用で禁煙治療を受けられるようになります。それ以外は自費診療となります。

禁煙_edited.jpg
bottom of page